犬を外飼いするときの室外環境の注意点

犬を飼うとき、室内で飼うか室外で飼うか戸惑うことがありますね。小型の愛玩犬なら室内飼いが定番でしょうが、中型犬以上になると、子犬のうちはともかく大きくなってからも室内で飼うのは大変です。また運動量の多い犬種なども室外で飼ったほうがいいかもしれません。戸建てでお庭のあるお宅では「番犬の役目を果たしてほしい」と期待することもあるでしょう。

しかし、犬を外飼いするにはそれなりの準備や注意が必要です。どのようなことに気をつければいいのかをまとめました。

室外のフェンスと犬

1. 塀・フェンスの設置

庭で犬を飼う場合は、しっかりとしたフェンスで庭を囲いましょう。

「チェーンでケンネルにつないでおくから大丈夫」と思っていても、なにかのはずみで首輪やチェーンがはずれてしまうことがあります。外に出た犬が迷子になってもかわいそうですし、いくら性格のおとなしい犬でも、何かに驚いて人間やほかの犬に危害を加えてしまう可能性もあります。そうしたトラブルが発生しないよう、成犬になっても乗り越えられないようなフェンスが必要です。

2. 家庭菜園にもフェンスを

家庭菜園などをつくっているご家庭では、菜園の中に犬が入れないよう、フェンスでしっかり囲ってください。犬が菜園の中を歩き回ると作物を傷めてしまうことが考えられますし、犬に有害な肥料や除草剤などをうっかり口にしてしまうこともあります。また一部の野菜やハーブ、果物などは犬に有害で、まちがって食べてしまうと中毒や消化不良の原因になる場合があります。たとえばタマネギ、アスパラガスなど人間にとっては何の問題もない野菜でも、犬にとっては猛毒になります。

3. 倉庫・物置の設置と管理

犬は好奇心旺盛。行動半径に置いてあるものなら何に関心を持つかわかりません。小型のものなら口に入れたり、飲み込んでしまったりすることも考えられます。犬を外飼いするときは、行動半径内の危険物(特に農薬・除草剤などの毒物、ケガの原因になる農具や園芸用品など)は倉庫や物置にしまって、厳重に施錠しておきましょう。

4. 池・水たまりの管理

犬の行動半径内に池や水たまりがあると、遊んでいるうちにうっかり足を滑らせて落ちたり、不衛生な水を飲んでしまったりする危険があります。不用な池・水たまりは水を抜くか埋める、またはフェンスなどで囲って犬が近寄れないようにしましょう。

5. 植木・花壇などの管理

ユリ科の植物(チューリップ、スイセンなど)、シクラメン、キョウチクトウ、アジサイ、アサガオなど、庭でよく見かける花々も犬が間違って食べたりなめたりすると有害です。下痢、おう吐、ショック症状などをおこす可能性があり、場合によっては死にいたることも。家庭菜園と同様、犬が近づけないようフェンスを設置するなどの注意が必要です。

そのほかの注意点

もともと犬は戸外で生活する生き物とはいえ、暑さ・寒さに弱い犬種もありますし、日本の気候に適応しにくい外来種の犬もいます。特に子犬のうちは温度管理に気をつけてあげましょう。

また、外飼いしている犬は散歩などを除く大半の時間をひとりぼっちで過ごすことになります。退屈したりさびしがったりしないよう、こまめに遊んであげるなどの配慮も必要ではないでしょうか。