気品のあるマルチーズをさらに美しく育てる方法

ヨーロッパのマルタ共和国が原産地となるマルチーズは、美しい純白の被毛と親しみやすい性格で、古くからヨーロッパの王室や貴族に愛されてきた小型犬です。気品を感じさせる外見をしていますが、機敏な身のこなしもみせるなどギャップも魅力。軽快な足取りで優美に歩きます。

マルチーズ

ヨーロッパのセレブたちに愛された犬

マルチーズはヨーロッパで最も古くから愛玩犬として飼われた犬種として有名です。ルーツは紀元前1500年ころまでさかのぼることができます。地中海に都市国家を築いたフェニキア人によってマルタ島に持ち込まれた犬(スパニエル種)がベースになっていると考えられています。その後、次第に地中海沿岸の国々で愛されるようになりました。

14世紀のはじめにはイギリスに渡り、上流階級のアクセサリー犬として大流行します。現在ではもっとも人気の高い愛玩犬のひとつになっています。

美しい被毛を保つ方法

マルチーズの最大の魅力は純白の被毛です。下毛のないシングルコートで、絹のような光沢を放ちます。この美しい被毛を保つためには毎日のお手入れが欠かせません。毎日のブラッシングはもちろん、週に1度はシャンプーをしましょう。生後8か月前後は子犬の毛から成犬の毛へと生え変わる大切な時期です。この時期は毛がもつれやすくなるため、念入りなブラッシングが必要になります。

忙しくてなかなかお手入れの時間が取れない場合は、サマーカットなど被毛を短くカットすることで汚れにくくなります。

利口な犬なのでしつけは比較的簡単

マルチーズの性格は活発で遊び好きです。頭がよく飼い主に従順なため、きちんとしつけをすれば家庭内のルールはすぐに覚えてくれるでしょう。ムダ吠えが少ないため室内飼いにも適しています。

ただし、あまり過保護にするとワガママな犬に育ってしまうかもしれません。どれだけかわいくても訓練のときはきぜんとした対応をすることが大切です。

散歩に連れて行くときの注意点

マルチーズは運動量が少なめです。室内で運動させるだけでもかなりのストレス解消となりますが、社交性を身につけるという意味で散歩をおすすめします。子犬のころから散歩に連れ出して、見知らぬ人や動物に慣れさせることで、さらにお行儀のいい子に育つでしょう。

ただし、マルチーズは暑さ・寒さともに弱いので散歩するときは、夏は「早朝や夕方に散歩する」「水を用意する」、冬は「暖かい時間に散歩する」「服を着せる」などしっかりと防暑・防寒対策をしましょう。