雑種とは違います。ハーフです。両親のいいところを受け継いだハーフ犬

海外のセレブが飼っていたことからブームになった「ハーフ犬」。純血同士の犬を掛け合わせた犬で「ミックス犬」「F1(一代交配種)犬」「ハイブリッド犬」「デザインドッグ」など、さまざまな呼び方があります。血統が不明の雑種とは異なり、両親が純血種であることからただの雑種と区別されています。ハーフ犬といっても両親のペアによってさまざまな特徴をもった犬が生まれ、飼育方法や成長過程も一匹一匹違います。世界でオンリーワンの犬、それがハーフ犬です。

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両親のいいところを受け継いだスーパー犬

異なる品種を掛け合わせることで、両親のどちらよりもすぐれたハーフが生まれることがあります。これを「雑種強勢」といいます。雑種強勢の代表として知られているのがラバ。メスの馬と、オスのロバを掛け合わせた品種であり、馬のように脚力があり、ロバのように体が丈夫なことから古くから家畜として利用されてきました。

ハーフ犬でも似たようなことが起こり、純血種どうしを掛け合わせることで両親のいいとこ取りをしたスーパー犬が誕生することがあります。犬によっては特定の病気に掛かりやすい傾向がありますが、ハーフ犬ならばそのデメリットを持ち合わせていないことが多く、比較的病気に強い犬種といわれています。

さまざまなハーフ犬

ハーフ犬といっても両親によってさまざまなタイプがあります。すべては紹介できませんが、特に人気のハーフ犬をピックアップしてみました。

チワプー

チワワとトイプードルの両親から生まれたチワプー。チワワのような小さな体を持ちながら、トイプードルのようなクリクリとした毛が特徴的で、ハーフ犬の中でもトップ3に入るほどの人気をもっています。垂れた耳はトイプードル、フサフサしたしっぽはチワワの特徴が強く表れていますが、異なる組み合わせが生まれることもあります。

ポメックス

ポメラニアンとミニチュアダックスフンドの両親をもつポメックス。ミニチュアダックスフンドの血が強いようで、短い足と長い胴の子がよく生まれます。基本ダックスで、毛質はポメラニアンを想像してもらえると近いかもしれません。ただし、ミニチュアダックスフンド同様に反射熱の影響を受けやすいので、夏場のお散歩は特に注意したいところです。

ダップー

ミニチュアダックスフンドとプードルの両親をもつダップー。体型はダックスの特徴が強いのですが、毛質はダックスよりとプードルよりに分かれることが多いようです。比較的抜け毛が少ないのが特徴で、また病気にも強い傾向があります。はじめてハーフ犬を飼う方にもおすすめです。

どちらかというと上級者向け

純血種を飼う場合、性格や育て方などがほとんどマニュアル化されているため、困ったときはペットショップの店員さんや、獣医さんに聞くと教えてくれたりするのですが、ハーフ犬は両親の特徴を併せもっており、どちらの傾向が強いのか分かりません。育て方も性格もそれぞれ違うので、どちらかというと上級者向けの犬種といえるでしょう。